土壌硬度の高い硬質土、軟岩、硬岩など植物の生育が難しい法面に、基盤材による基盤層を形成して緑化する工法です 。通常、下地工としてラス金網張工を併用し、法面の安定化や吹付資材の剥落の防止を図ります。
土壌硬度の高い硬質土、軟岩などに対し、植生基盤材、土壌等を用いて客土層を形成し緑化する工法。厚層基材吹付工よりも緩やかな法面の緑化に適します。下地工としてはラス金網張りのほか、植生ネット張りとの併用もあります。
砂質土、粘性土、硬質土などへ1~10㍉程度の比較的薄い基盤層を設けて緑化する工法です。通常、浸食、剥落防止のため植生ネット張りを下地工として行います。
吹付機を用いて、木材繊維や肥料、安定剤などと共に種子の散布を行う比較的簡易な緑化工法です。ただし植物の初期生育までの浸食防止効果に乏しく、雨などによる浸食、流出などの影響を受ける場合があります。
種子吹付工、人工土壌工、客土吹付工などの際、植生基材の剥落、浸食防止のため併用します。工法、法面の状況等を勘案し、強度の異なるネットを選別、使用するほか、肥料効果を長期間持続するため肥料袋付植生ネットを利用する場合もあります。